2024-10-08

レバレッジの効いた仕事をしたいと思う。教育とか仕組みを作ることは、それが使われ続ける限り効果を発揮するのでレバレッジが効くだろう。やった努力の量に対して(十分な時間が経つと)線形よりでかいオーダーの効果が得られるということ。

教育は曖昧なものだしぼくはあまり信じていない(少なくともぼくにはできない)ので、自分が取れる手段ではない。となると仕組みを作るのが良いかなと思える。いい仕組みを作って、以降みんながそれに乗っかるとか、自分の貢献をめちゃデカにすることがレバレッジの効く仕事かな。

良いエディタを作ってシェアするのはレバレッジの効いたことだよね。認証とかフレームワークみたいな入れたらその中で暮らすことになるものは、使っている間は呼吸するだけでそれらの恩恵に預かるのでレバレッジが効いてる。家賃を抑えるのもそう。住んでるだけで支出が減るので。

家賃が減る話はそれなりに面白い。住居に住んで得る便益は家賃と相関するのが、それを単に減らすだけでレバレッジが効いていそうと思える(側面がある)。もちろん1000億円持ってて特に大志がない人が月5万円のアパートに住むのは意味わからないけど、特にでかい貯蓄があるわけでもない1000万円の年収の人が20万円のアパートから10万円のそれに引っ越すなら、レバレッジが効いた節約の仕方をしたねえと思う。

資本が1000あるときに10から12を生み出すプランを考えだしても1000の一部を使って1002にすることしかできなくて嬉しくないが、 100を110にする方法があれば、1000から1100にできる。割合としては前者の方がでかいが、得られる利益は後者がでかい。資本をより有効活用したのが後者だから後者の方が利益がでかいのだ。レバレッジが効いているのは後者な気がする。

スケールする方法だとなお良いだろう。10から12を生み出すプランは実は一捻りすると1000から1200を生み出すことができるのなら最高だ。レバレッジを考える上では、利率も大事かもしれないが、それ以上にでかい入力に対してスケールすることがより重要なのだろう。狙っていたわけではないが、冒頭の段落で (十分に時間が経つと) と書いていた。あれは大事なポイントであるが含みが結論とは違う。十分な時間が経っても、得られる効果が線形を保つことが求められるのではないだろうか。